出張を終えて
ミラノ・パリでの滞在を終え
「ダンディズムをベースにした、印象派の作品への畏敬をモードとして捉えてみたい」
と言う気持ちがさらに強くなった。
つまり印象派のモネの世界と都会的なダンディズムの融合を具現化したい。
今、私は印象派が世に出てきたことと同じような変革が必要だと考えている。
屋外に出ることによって、外の空気を吸い、見たまま、感じたままをそのまま表現するという画法こそ、新しい時代への道しるべであるとういうことである。
それは言葉を変えれば、魂の時代への幕開けに他ならない。
目の前にある事象のみに追われるのではなく、それぞれの人たちが、自分こそ時代を変えうる人間であるという気概をもって、これからの時代生きてゆくことが大切であると思う。
ジヴェルニーのモネに代表される印象派からエコールドパリへの時代の変遷は新しい市民社会に生まれるダンディズムそのものであろう。
これまで一番大切だと思っていたものを手放すことによって、屋外の風の爽やかさを知ることが出来る。
何と素晴らしい事であろうか。
今こそ勇気をもって外の世界に旅立つときである。
2013年秋冬コレクション
~DÉCORATION DANDYSME~
現在、作品創作中です。
是非お楽しみに。